自律神経を整えて更年期のつらさを和らげる「6つのタイプ別」改善法――東洋医学によるメソッドを徹底紹介【チェックリスト付き】

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【水滞タイプ】

イラスト
(イラスト/pum 『更年期と自律神経をととのえる本』より)
<水滞タイプのよくある日常>
のどが乾燥して水をたくさん飲みたくなる

洗顔後に肌がつっぱり、乾燥が気になる

目が乾燥してショボショボし、スマホやパソコンの画面を見続けるのがつらい

夕方になると特に身体が重だるくなる

排便に時間がかかる

身体が熱っぽく感じて寝付けない

早めの改善が生活の質を向上させる

水滞は、むくみ・冷えタイプです。身体の水分の流れが悪いタイプといえます。

『更年期と自律神経をととのえる本 -東洋医学が効く!-』
『更年期と自律神経をととのえる本 東洋医学が効く!』(ワニブックス)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

更年期における水滞とは、東洋医学で体内の「水分代謝」が滞った状態を指します。これは、身体の中に不要な水分が溜まり、全身の機能に悪影響を与える状態です。更年期にはホルモンバランスや代謝機能の変化が起こるため、水滞が現れやすくなります。東洋医学の五臓では、水分代謝を司る「腎(じん)」の働きが重要になります。

【改善へのメッセージ】

更年期の水滞は、むくみや冷え、重だるさといった不快な症状を引き起こし、低気圧がくると余計につらくなります。

水滞を改善させるためには、水分代謝を促し、余分な水を汗や尿で排出することがポイントになります。身体を温めて水分代謝を促す生活習慣を取り入れ、食事や鍼灸、漢方薬、セルフお灸などを組み合わせて、体質改善を目指しましょう。早めの改善が生活の質を向上させるカギとなります。

これだけタイプがあるのですから、「更年期」という大きなくくりでも、人によって現れる不調が異なるわけですね。体調や不調を人とくらべず、自分に合った方法で改善していきましょう。

森田 遼介 TC鍼灸マッサージ院院長、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師

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もりた りょうすけ / Ryosuke Morita

鍼灸院などに勤めながら、勤務後や休日に個人で訪問治療を行う。予約1年待ちが続いたタイミングで2023年2月に独立し、4か月で予約満杯となる。現在は埼玉・東京エリアの訪問自費治療を中心に活動。治療の特徴としては、全身の筋肉や内臓の調整をしつつ、不調の改善以降は再発の防止や他の大きな病気にかかるリスクを最小限にする、「未病」に対する治療で人生100年時代をできるだけQOL(生活の質)を落とさない目的の治療が需要として高い。

2025年8月日本テレビ「ヒルナンデス!」・2024年4月フジテレビ「ホンマでっか!?TV」・2021年4月NHK「あさイチ」・2021年2月NHK 特番「東洋医学ホントのチカラ」出演。

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