更年期の不調に悩む人に欠けている重要な栄養素…「朝食抜き」が特にあぶない納得の理由

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(写真:PIXTA)
体調がすぐれない、疲れやすい、イライラする、眠れない……。こういった不調を、〈更年期だから〉ですませるのは、危険でもあり、もったいないことでもあります。「私にも、更年期ってあったっけ? 何の症状もなかった気がする」という人もいれば、「毎日つらくて、仕事も家事も手につかない」という人もいる、その「個人差」の原因には栄養状態が大きく関係しているのです。少しの工夫で生活を輝かせるポイントについて書籍『更年期の不調の原因は栄養不足が9割』著者で医師の梶尚志氏が解説します。

更年期の症状はどう始まる?

更年期の不調は、ある日突然あらわれるというよりも、「なんとなく調子が悪い日が増えてきた」という、小さな違和感から少しずつ始まることが多いのです。

こうした体調の変化には波がありますから、「昨日までは元気だったのに、今日はどうもつらい」と、よくなったり悪くなったりを繰り返すのも、特徴のひとつです。

こうした変化が起こるのは、女性ホルモンの分泌が日によって大きく変わるため。体はその揺らぎのなかで、なんとかバランスをとろうとしています。

それに加えて、更年期世代の女性は、家庭や仕事、将来のことなど、生活上のストレスも重なりやすい時期ですから、そうした心と体への負担が、不調の波をより大きく感じさせることもあります。

ただ、こうした波があることを知っていれば、「今はつらいけれど、そのうちまた好調な時期がくるはず」と思えるようになります。

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