糖質は制限はしないほうがいい…「サビない腸」をつくるのに役立つ意外な食べ方
もっとも注意したいのは、ごはん、パン、麺類、甘いもの、スナック菓子など、糖質の摂りすぎでしょう。たとえば、「いつもごはんをお代わりしている」「ごはんは大盛りで食べる」「回転寿司でドカ食いする」「甘いジュースやスポーツドリンクをよく飲む」「ごはんの後に甘いデザートを欠かさない」「スナック菓子を一袋空けてしまう」といった人は、まずその習慣を見直していくべきです。そのうえで「ちょっと量を控える」という程度で構いませんので、意識して糖質摂取量を控えめにコントロールするといいでしょう。
肉類は普通に食べている分には問題なし
また、肉類は普通に食べている分には問題ありません。食べすぎは禁物ですが、肉類を遠ざけてしまうと体に欠かせないたんぱく質が不足してしまう可能性があります。むしろ、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質は、毎食少なくとも1品は何かしら食べるようにしたほうがいいと思います。
そして、野菜、きのこ、海藻などの食物繊維メニューは、毎食1品から3品は摂るようにするといいでしょう。サラダ、酢の物、野菜炒め、おひたし、煮物といったように、いろいろな料理でもりもり食べるようにしてみてください。それと、私はかねてから健康効果をグレードアップした「長生きみそ汁」を摂るのを推奨しています。野菜、きのこ、海藻をふんだんに使った具だくさんのみそ汁を日々飲むようにしていけば、より理想的なかたちで食物繊維を摂取することができるでしょう。
このように、「糖質は量を控えめに」「肉は普通に」「食物繊維は多めに」を基本として食べていれば、有用菌を優位に保ちつつ、フィルミクテスとバクテロイデスの水素産生菌をおおいに増やしていくことができるのではないでしょうか。これを習慣にしていけば、水素の力で活性酸素の害を最小限に抑え、腸の中から老化や病気が進むのを防いでいくことができるはずです。
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