糖質は制限はしないほうがいい…「サビない腸」をつくるのに役立つ意外な食べ方
糖質は「制限」しないほうがいい
ただ、「糖質は控えめにする」とはいっても、まったく摂らなかったり極端に量を少なくしたりするのはNGだと考えてください。糖質は体と脳を動かすのに欠かせないエネルギー源です。絶対に不足させるようなことがあってはいけません。
それに、水素産生菌のフィルミクテスは、主に炭水化物や甘いものなどの糖質を摂ることによって増えることが分かっています。あまりに糖質摂取を減らしてしまうと、フィルミクテスが減り、全体の水素産生量が減って、活性酸素が幅を利かせてしまうことになるかもしれません。
つまり、「糖質制限」をする必要はないということ。糖質に関してはあくまで「食べすぎない」「ちょっと控えめを意識する」というスタンスをとるのが大事であって、度を超えて制限したり減らしたりするのは、かえって腸内環境によくないと考えたほうがいいでしょう。
むしろ、ごはん、パン、麺類などの主食の糖質は「(控えめの量を)毎食ちゃんと摂る」ことを意識すべきです。できれば、五穀米、玄米、全粒粉パンなどの精白されていない穀物を摂るよう習慣づけていくと、いっそう腸内環境を整えるのに役立ちます。
また、ケーキやおまんじゅうなどの甘いお菓子を食べたりスナック菓子を食べたりするのも「たまに」であれば、まったく問題ありません。毎日デザートを食べたり一度に大量に食べたりするのはいけませんが、そんなに厳しく減らそうとしなくてもいいでしょう。
そして、このように「何をどれくらい食べるべきか」を整理していくと、別にそんなに我慢しなくても、過不足なく普通に食事をするだけで「サビない腸活」を実践できることが分かるはずです。
だからみなさん、ぜひ日々「サビない腸活」を習慣づけて、水素の力や短鎖脂肪酸の力を十分に引き出しつつ活性酸素を撃退していくようにしてください。そのうえで腸の中から体のサビつきを防いでいくようにしましょう。
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