老化も病気も対策は腸がポイントだった… 医師が教える「体をサビさせない」新腸活

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たとえ何かを摂取して水素が増えたにしても、一時的に効果が出るだけではほとんど意味なし。老化や病気のリスクを減らして、よりたしかな健康を手に入れていくには、腸内の活性酸素発生を根本的かつ永続的に減らせるような「水素が増える環境」を定着させていかなくてはなりません。

そのためにまず変えなくてはいけないのが「腸内細菌」です。

じつは、腸内の水素を産生しているのは一部の腸内細菌であり、それらの腸内細菌は「水素産生菌」と呼ばれています。

だから、「どういう食事をしていれば水素産生菌を増やせるか」「腸内に水素を多くするにはどういう生活習慣を身につければいいか」といったことをしっかり学んだうえで長期的に実践していく必要があるのです。これらをちゃんと身につけていけば、腸内の環境を〝活性酸素優位〟の状況から〝水素優位〟の状況へと変えていくことができるでしょう。

つまり、それを実現するのが「サビない腸活」なのです。

私は、この腸活を行なうのが、老化や病気の進行を防ぐもっとも確実でもっとも手っ取り早い手段なのではないかと考えています。ぜひみなさんも習慣づけて、腸の中から体のサビつきを阻止するようにしてください。

短鎖脂肪酸は腸内細菌がつくり出すスーパーマン

腸内細菌という〝臓器〟を健全に動かしていくうえで、ぜひ覚えておいていただきたい存在があります。

それが「短鎖脂肪酸」です。

腸の健康を守るうえで、短鎖脂肪酸はいま最注目の物質。いったい何者なのかというと、食物繊維などの難消化性の食べ物を摂取した際、それらを腸内細菌が分解するプロセスで生み出される有機酸のことです。

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