反日感情に関する報道もあったが…中国の大型連休「国慶節」、海外旅行先の《人気1位は日本》に!中国人観光客に「日本の魅力・欠点」を聞いてみた

10月1日、中国の大型連休である「国慶節」が始まった。海外旅行先で人気1位なのは日本のようで、多くの中国人観光客が訪日する様子が、さまざまなメディアで報じられている。
偶然にも、この日は東京都の「都民の日」でもあった。都内の公園や水族館は入園料が無料となり、その情報は中国のSNSでも広まっていた。上野動物園には大勢の中国人観光客が詰めかけ、「無料で東京のパンダを観た!」という投稿がウィーチャット(WeChat)に飛び交っていたのを筆者も目にした。
中国人観光客が日本のどこに魅力を感じて訪れているのかは人それぞれだが、その答えの多様さこそが、日本の旅をいっそう個性的で豊かなものにしている。
在職中は海外旅行を禁じられていた元公務員が訪日
故郷の50代の女性友人が、今年定年退職し、9月末に同年代の仲間たちと初めて日本を訪れた。彼女は公務員だったため、在職中は規定で海外旅行が禁じられていた。
退職後すぐにパスポートを取得し、最初の海外旅行先として選んだのは日本。近くて費用も安い。旅行会社が旅程を整え、格安航空会社を利用して6日間の費用は5000元(約10万円)だった。
今回の旅行は大半がバス移動で、ガイドさんは「6日間で日本の14都道府県を横断した」と胸を張った。しかし実際には、観光はどれも表面的で、電車や地下鉄に乗る機会すらなかった。
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