「屋外活動」は最良の近視予防法だ
近視は世界的な課題ですが、特にアジア人の近視は多く、20歳以下の8割くらいが近視になっています。日本でも、似たような数値です。台湾、韓国、香港、シンガポールでも、20歳以下の9割以上が近視です。
なぜアジア人に近視が多いかは諸説ありますが、一つには近視になりやすい体質である可能性が指摘されています。加えて、最近急激に増えてきているところを見ると、教育レベルを高めようとするあまり、幼い頃から家や塾で過剰に勉強させていることも影響しているのではないかといわれています。
台湾でも、多くの子どもが近視を抱えているといわれています。勉強はもちろん大事かもしれない。しかし、子どもの体を考えたら将来、大変なことになる――そうした強い危機感から、国ぐるみで「2時間の外遊び」カリキュラム導入に舵を切ったのでしょう。
すでに効果は証明されつつあります。実際に、子どもたちの近視の率が減り始めているのです。これは世界で初めての現象であり、大いに注目されています。



















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