「夫の隠し子発覚」65歳妻を襲った"地獄の日々" 仲良し夫婦だったのに…死後にバレた「夫の嘘」

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夫の死後 シニア女性
「夫の死後に隠し子が発覚した場合の相続問題」を解説します(写真:Luce/PIXTA)
結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが「おふたりさまの老後」は準備が10割だ。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、「夫の死後に隠し子が発覚した場合の相続問題」について解説する。

人もうらやむ仲よし夫婦、夫の死後に発覚した衝撃事実

何が起こるか、最後までわからないのが人生です。

「おふたりさまの老後」は準備が10割: 元気なうちに読んでおきたい!68の疑問と答え
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今回は、仲よし夫婦の末路が、地獄のような苦しみとなってしまった例を紹介します。

65歳のA子さんは、10歳年上の夫、A男さんを看とったばかり。

ふたりは周囲からも「おしどり夫婦」などと呼ばれ、その仲のよさが自慢でした。

最愛の夫の死という悲しみの中、A子さんはA男さんの相続手続きを開始しました。

A男さんの両親はすでに鬼籍に入り、A男さんはひとりっ子のため、きょうだいもいません。さらにA男さん、A子さんの間には子どももいませんでした。

そのため、A男さんの財産は、A子さんにすべて渡る……はずでした。

相続手続きの最中、A子さんは衝撃の事実を知ることになります。

なんとA男さんには、過去に認知した「子ども」がいたのです。

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