【衝撃事実】「巨大隕石の地球衝突」は必ず起こる 人類が確実に逃げ切る「5つの秘策」とは?

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【5】地球から逃げる
地球から離れて、月か火星に逃げる(イラスト:村上テツヤ)

危険な天体の発見が遅れて、気づいたときにはすぐ近くにいたら……諦めて、ダッシュで逃げる! それしかありません。

軌道が正確にわかれば落下地点もある程度予測できますので、危険地帯にいるとわかれば、そこから避難する方法が最も現実的です。

もし地球が丸ごと全部ヤバいとなったら……いよいよ、月か火星に逃げるしかありません。

「地球のピンチ」に世界で協力できるか

でも、実際に月か火星に移住するなんて可能なのでしょうか。

じつは宇宙開発の目的のひとつには、万が一のための「種の保存」も含まれています。現在計画されている月探査や火星探査が順調に進んでいけば、移住は不可能ではないでしょう。

著者の地元広島で「親子で楽しめる著者イベント」を、下記でそれぞれ実施します。
★8月11日(日)「紀伊國屋書店ゆめタウン廿日市店」(詳しくはこちら
★8月12日(月)「ジュンク堂書店広島駅前店」(詳しくはこちら
★8月18日(日)「啓文社 BOOKS PLUS 緑町」(詳しくはこちら
★8月18日(日)「廣文館」(詳しくはこちら

しかし、地球にはたくさんの生き物がいますし、人間が築いてきた文化や文明もあります。

なるべくなら月や火星に逃げることなく、地球に住みつづけていたいというのが本音ですよね。

地球上の生き物の暮らしを守ろうと思うなら、天体衝突も地震や豪雨のような自然災害だと認識して備えることが大事です。

そのためには、世界中で協力し合って危険な天体をなるべく早く検知する「見つける技術」と、衝突を回避する「よける技術」を万全にしておく必要があります。

宇宙開発を通じて世界が手を取り合う良い機会になるといいですね。

井筒 智彦 宇宙博士、東京大学 博士号(理学)

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いづつ・ともひこ / Tomohiko Izutsu

1985年生まれ。東京大学理学系研究科 地球惑星科学専攻 博士課程修了。NASA(アメリカ航空宇宙局)人工衛星のデータ解析により、宇宙プラズマの乱流輸送現象を世界で初めて実証し、2010年地球電磁気・地球惑星圏学会にてオーロラメダルを受賞。東京大学での研究を終え、コロラド大学のNASA人工衛星解析チームに入る話が進むも辞退し、2013年少子高齢過疎化が進む広島県北広島町芸北地域に移住。宇宙飛行士のコスプレをして、テレビ、ラジオ、新聞、YouTubeなどのメディアで宇宙の魅力を楽しく伝えながら、「宇宙町おこし」に取り組んでいる。その活動が評価され、2015年公益社団法人日本青年会議所の人間力大賞・総務大臣奨励賞を受賞。

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