70万部の大ベストセラー『食品の裏側』の著者、安部司氏が開発した8万部突破のレシピ集『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』に続き、『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん2 ベスト107レシピ』が発売され、発売7日で増刷するなど反響を呼んでいる。
『食品の裏側』発売後、全国の読者から受けた「何を食べればいいのか?」という質問に対する答えとして、安部氏が自ら15年かけて開発した膨大なレシピノートの中から、「簡単に時短に作れるレシピ」を厳選したレシピ集だ。
いまなお食品添加物の現状や食生活の危機をメディア等で訴え続けている安部氏が「日本人が知らない『市販のおせち』の超残念な裏側」について語る。
「おせちを買う」のが当たり前の時代がやってきた
私が子どもの頃は、暮れになると母がおせちづくりに精を出したものです。煮物、焼き物、蒸し物、揚げ物と台所は大忙しでした。大鍋いっぱいに作られたがめ煮(筑前煮)など、今でも懐かしく思い出します。
我が家のみならず、昭和の時代はどこの家庭でも、おせちは手作りするのが当たり前でした。
しかし、時代は変わりました。今時のおせちは「買うもの」「注文するもの」に様変わりしてしまいました。
もちろん現代人はみんな忙しいし、おせちを買うことがいけないということではありません。
しかし「市販のおせち」には大きな問題点もあります。
おせちを買うなら、「デメリット」にも目を向け、「裏側」を知ったうえで買っていただきたいと思うのです。
私が考える「市販のおせち」の問題点は、大きく2つあります。
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