「市販のおせち」の大きな問題点を2つ述べてきました。
おせちを買うのもいいのですが、何が使われているか「原材料」「添加物」をしっかりチェックして「裏側」を知ったうえで買っていただきたいと思います。
添加物の「メリット」と「デメリット」の象徴的存在
単純に「添加物が入っているからいけない」と言っているのではありません。
世界中から、これだけの食材が集まり、お盆ごろから作りはじめ長期保存した「市販のおせち」を年始に食べられるのは、添加物の「おかげ」です。
しかし、そういう「市販のおせち」を作る「裏側」で、凍結・冷凍・輸送に使われる電気エネルギーがあること、化石燃料を使って世界中から食材を運び、それに伴って排出される温室効果ガスがあること、その「裏側」も同時に頭に入れてほしいと思います。
『食品の裏側』に詳しく書いたことですが、添加物には「メリット」もあれば「デメリット」もあります。
私たちは添加物の「おかげ」で便利でおいしくて色のキレイな「おせち」を食べることができます。
しかしその反面、私たちが「引き受けなければならないもの」もあるわけです。
「白い粉」(添加物)をバサッと入れて作る食品加工の現場を見たら、みなさん驚かれると思います。
「市販のおせち」こそは添加物のメリットとデメリットが凝縮された象徴的な存在に思えるのは私だけでしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら