【夏ドラマ序盤の通信簿】春に続き不作?今年の「夏ドラ」が冴えない背景。《注目4作》は阿部サダヲ、中村アン、磯村勇斗、櫻井翔のあの作品

7月期の各局夏ドラマが出揃ったが、序盤の1〜2話では飛び抜けた話題作は生まれていない。この先に期待が持てそうな4作はあったが、全体的には春ドラマに続いて盛り上がりに欠けるクールになりそうだ。
映画は『国宝』や『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』など社会的ヒットが相次いで生まれ、シーンが活況を呈しているのとは対照的に、テレビドラマ不作は夏も続いている。

食傷気味の“不倫題材”ドラマ
前期に続いて今期も不倫や浮気系のドラマが多い。『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系)、『レプリカ 元妻の復讐』(テレビ東京系)、『完全不倫―隠す美学、暴く覚悟-』(日本テレビ系)などがある。
王道の泥沼恋愛劇や、サスペンス要素が強い復讐劇など内容はそれぞれだが、毎期のように量産される不倫題材のドラマに、食傷気味の視聴者は多いだろう。
今期の注目は、鈴木おさむ脚本の『奪い愛、真夏』。これまでに『奪い愛』シリーズとして、2017年1月期の『奪い愛、冬』のほか、配信ドラマ『奪い愛、夏』、スペシャルドラマ『殴り愛、炎』『奪い愛、高校教師』が放送されてきた。
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