【夏ドラマ序盤の通信簿】春に続き不作?今年の「夏ドラ」が冴えない背景。《注目4作》は阿部サダヲ、中村アン、磯村勇斗、櫻井翔のあの作品

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スタジオジブリのアニメ映画『天空の城ラピュタ』のテレビ放送では、滅びの呪文「バルス」のセリフに合わせて、視聴者がいっせいSNSで発信するのがイベント化しているが、「うそだろ……」も発する櫻井翔の顔芸の妙も相まって、「バルス」と並び立つ名セリフになりつつある。

テレビ放送ならではの視聴者との一体感を意識的に作り出した優れたコンテンツであり、シーズン3を迎えてそのフォーマットは完成している。ドラマのようなコント番組として楽しんでいる視聴者は多いだろう。ほかドラマとは一線を画するエンターテインメント性の高い番組だ。

総評:映画とは対照的…。盛り上がりに欠ける夏ドラマ

国宝
上半期の映画界を代表するムーブメントになっている映画『国宝』(全国東宝系にて公開中)。写真は主人公・喜久雄を演じた吉沢亮(画像:(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会)
『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
2025年上半期の映画興行収入ランキングで1位に立った『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(画像:(C)2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会)

近ごろの映画界が『国宝』や『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の社会的ヒットで活況を呈しているのとは対照的に、夏ドラマは全体的に飛び抜けた話題作はなく、春ドラマに続いて盛り上がりに欠けるクールになりそうだ。

しかし、そんななかでも前述の4作は光っている。この先の物語の展開によっては、大きくシーンを盛り上げていくことがあるかもしれない。それを期待しながら、映画だけでなく、ドラマにも注目していきたい。

【もっと読む】【春ドラマ視聴率TOP10】盛り上がりに欠けた4月期だが健闘作も 酷評だった『キャスター』は何位?『なんで私が神説教』『べらぼう』は? では、ライターの武井保之氏が、春ドラマの視聴率ランキングと各作品の魅力について詳細に解説している。
武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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