「結婚したいけど、できない」洗練されたバリキャリ41歳。彼女のどこが問題なのか――婚活に苦戦する30~40代が抱く幻想と現実のミスマッチ

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理想を追い求めすぎると結婚できません(写真:kouta/PIXTA)
前回の連載(「結婚しない」が「したい」に変わる30代女子の現実)では、出生率の低下や婚姻離れが、社会にとって深刻な課題となっていることをお伝えした。一方で、結婚相談所では「本気で結婚したい」と願う人たちが、毎日のように活動を続けているのも事実。
とはいえ、何度もお見合いを重ねても、「この人と結婚したい」と心から思えるお相手にはなかなか巡り会えない、そんな現実もある。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者のリアルな声を交えながらテーマ別に婚活を考えていく連載。今回は、婚活が最も難しい年代といわれる30代後半~40代に焦点を当てて、その中で起きやすい“ミスマッチ”の現状と向き合いながら、どうすればその壁を乗り越えられるのか、現実的な解決策を一緒に考えていきたい。

年近希望の女性、年の差希望の男性

30代後半から40代は、男女ともになぜ婚活が難しいのか。そこには、“出産”を強く望む気持ちが大きく関わっているからだ。

入会したみさこ(41歳、仮名)は、都内の会社で管理職として働くバリキャリ。年収は850万円ほどあり、見た目も華やかで若々しく、洗練されたタイプだ。

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