「結婚したいけど、できない」洗練されたバリキャリ41歳。彼女のどこが問題なのか――婚活に苦戦する30~40代が抱く幻想と現実のミスマッチ

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例えば、最初に紹介した41歳のみさこは、活動当初「年収700万円以上、年齢40代半ば」としていた条件を、「年収600万円以上、50歳まで」と調整し、その後、48歳の男性とお見合いが成立。現在は真剣交際中だ。

また、まさえも「家庭を築きたいなら、歩み寄る姿勢が必要」と気づき、子どもがいる男性とも見合いをするようになった。

条件を緩めることも必要

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そして、のりおも「年齢にこだわっていたら、お見合いが組めずに時間だけが過ぎていく」ことを実感して、40代の女性とも会うようになった。

結婚は、条件で組み上げる設計図ではなく、2人で育てていく物語だ。結婚を現実のものとするためには、「譲る」勇気と「歩み寄る」意志が欠かせない。

自分の年齢を自覚し、“誰かと生きる”という現実に向き合ったときに、結婚は“夢”から“現実”のものへと動き出すのだと思う。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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