「モテ塾」に行く独身男性を笑ってはいけない

日本の独身は本当に「嫌婚派」なのだろうか?

41歳で「女性経験ナシ」の洋次(仮名)は、婚活をしても失敗し続けた。そこで門をたたいたのは……(撮影:梅谷秀司)

先日、「嫌婚」という造語がメディアに登場していた。近年は独身男女が結婚をしたがらないのだという。本当だろうか。

よく引かれるデータだが、国立社会保障・人口問題研究所「第15回(2015年)出生動向基本調査」のデータによれば、「いずれ結婚するつもり」「一生結婚するつもりはない」の2択のうち、前者を選択した独身男性の割合は85.7%、女性は89.3%という数値が出ている。そしてこの割合は、1987年時点の第9回から第15回まで、大きな変化はない。つまり、30年の間は変わらず、約9割弱の男女が「いい人がいたら結婚しよう」と思っているのだ。

独身者たちは本当に“嫌婚”なのか?

この連載は今回が初回です

「いずれ結婚するつもり」と思う人たちがこんなに多いのに、「嫌婚」という造語が出てきたり、実際に生涯未婚率が上昇して“今や3人に1人が結婚しない時代”と言われていたりするのは、なぜなのだろうか。

この理由を探すため、この連載では、仲人として婚活の現場に立ち会う私が見た婚活のリアルな現状を“婚活者のリアルボイス”とともに伝えていきたい。

現在、出会うための手段は多様化している。従来型のお見合い、合コン、結婚相談所、婚活パーティなどに加えて、ここ数年では婚活アプリ、相席居酒屋などの婚活サービスも普及し、気軽に利用しやすくなっている。

リクルートブライダル総研の調査によれば、「恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者は、約4人に1人が婚活サービスの利用意向があり、約6人に1人が利用経験がある」という。

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