「IR推進とオンラインカジノ摘発の二重基準 」有名人逮捕で問われる、日本のギャンブル政策の矛盾

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(写真:Graphs/PIXTA)

芸能人やテレビ局社員などのオンラインカジノ賭博が発覚、賭博罪で逮捕されるケースが相次いでいる。ただ、これらは氷山の一角にすぎず、一般人を含めると、相当数の人が同様の事態に陥る可能性がある。

オンラインカジノとは、「賭客がパソコン、スマートフォン等からオンラインカジノサイトにアクセスし、同サイトで配信されるスロットマシン、ルーレット、トランプ、スポーツベッティング等のゲームを用いて賭博行為を行うもの」(警察庁)だ。

多くの国民が賭博(ギャンブル)は公営のギャンブルを除いて刑法に触れる違法行為として認識していると思われる。しかし、海外では合法な国もあり、国外に胴元があり、インターネットでアクセスして国内で賭け事を行うことを違法と考える国民が少ないことも指摘されている。

オンラインカジノに手を出した人の罪の重さは?

芸人・宮迫博之氏が6月28日に自身のXで、「すいません、ちょっと聞きたいんですけど、オンラインカジノをやった人の罪の重さってどの程度なのですか?あんなに映像とか名を晒される様な罪なんでしょうか?教えて頂きたいです」と投稿し話題となった。

それに対して、「日本政府がカジノ構想を国民の反対意見を押し切って進めているのに、オンラインカジノを摘発するのは矛盾している気がする。利権があるから、オープンする前にオンラインカジノに客を取られたくないのだろうか?」というような皮肉を含むリプライもあった。多くの国民の疑問を代弁しているようにも感じた。

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