日本人よ、「要領よく出世する人」を目指そう

あらゆる組織に共通する「出世の法則」

どんな組織でも、「要領のいい人」が出世していきます(写真:ryanking999 / Imasia)
 「結局、要領のいいヤツが出世するんだよな……」
 多くの企業で、このようなやっかみの声が聞かれる。ということは、多くの企業で出世するのは、「要領のいい人」だということになる。なぜだろうか?
 日本の中小企業からフォード、GE、ロイター、モンサントなど世界に名だたる大企業まで、多くの企業で人事責任者として働き、出世する人をつぶさに見てきた村上賀厚氏は、新刊『元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人』の中で、「要領のいい人が出世するのは、いつの時代の、どこの国の、どんな企業でも変わらない『現実』」だと言い切る。
 本連載では、「要領のいい人」が出世する理由と、「要領よく」働き、出世するためにすべきことを、4回に分けて解説してもらう。

 

東洋経済オンラインをご覧のみなさま、初めまして。村上賀厚と申します。私はこれまで、多くの企業で、一貫して人事畑を歩いてきました。その経験から、大小さまざまな日系・外資系企業の中で、どんな人が出世するかをつぶさに見ることができました。本連載では、その経験を基に、サラリーマンとして組織の中でいかに働くべきかを、解説していきたいと思います。

いつでも、どこでも、どんな組織でも、出世には共通の法則があります。日本の中小企業でも世界の超一流企業でも変わらない、上司が「あの人」を抜擢した理由を知れば、どんな人でも、これまでと同じ労力で高い成果を出すことができるようになります(上の画像をクリックするとAmazonの購入画面にジャンプします)

さて、アベノミクスの効果が一定程度出ているとはいえ、日本のサラリーマンがおかれている環境は、まだまだ厳しい状況が続いていると思います。この中で、サラリーマンが企業で生き残り、組織の中で楽しみながら成功を収めるには、どうすればいいのでしょうか? 

私は常々、「要領よく」仕事をこなす技術とスタンスが非常に重要だと考えています。

この「要領よく」という言葉、日本ではマイナスイメージで語られがちです。典型的には、「仕事ができないのに調子だけいい」といったイメージでしょうか? ゴマすりや、人の手柄を横取りして出世したというようなものです。

実際、サラリーマンが集まる飲み屋街では、「〇〇は要領だけで出世している……」なんて愚痴を聞くことがよくあります。もちろん、ガス抜きですからそういう愚痴もあっていいのですが、そもそも本当に悪い意味での「要領だけ」で間違えて出世なんかしたら、長続きしません。今の企業社会では、降格もありえますので、会社にもいづらくなるでしょう。

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