夫が子供を虐待、母がとるべき決断は離婚です

虐待を傍観していれば、母親も同罪

グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。 セスパンプキンへの相談はこちらか、公式FBページで受付中。  

 

【読者からの子育て相談】

私は3才と0才の息子をもつパート主婦です。夫は、長男が悪いことをすると「怒鳴る」「にらむ」。ひどくなると「叩き」「蹴ります」。そうした後、自分は部屋に引きこもります。私が夫を注意すると、「ウザイ、キモイ、黙れ、もうええって」と言い、周りの物や壁を蹴ります。
私は夫が尊敬できず、家庭内別居の状態です。不穏なせいか、長男は友だちを叩いたり噛んだり、大声を出したりと怒りやすく、情緒不安定です。私も息子がお友だちを叩いたりすると怒ったり、手を出したりしてしまいます。どうしていいかわからなくて、私は円形脱毛症になってしまいました。離婚を考えていますが、それが最善の選択なのか迷っています。
姫山(仮名)

 

【パンプキンからのコメント】

暴力の傍観者は同罪

離婚をして、すぐ子供を守ってあげてください。

この夏、東京で痛ましい事件がありましたね。一人の中学生が実母の再婚相手である継父に、「頼むから24時間以内に首でもつって死んでくれ」といわれ、本当にそうして中学生が自死したあの事件です。

再婚して間もなくの3~4年前から、継父の息子への暴力は始まっていたそうです。元ボクサーの継父の暴力は、顔にアザができることも数回で、学校で先生に原因を問われると、被害者の中学生は「大丈夫です」と答えたとかで、先生も放置。

中学生は母親想いでお手伝いもよくしたそうです。きっと自分さえ我慢すれば、母親が選択した今の新しい家庭を壊さずに済むと思ったのでしょうか。ベッドにぼうっと座っている息子に、母親は声をかけています。「大丈夫?」と。それに息子は「大丈夫」と答えたそうです。中学生はその3時間後に逝きました。

中学生の体は、十数カ所の傷だらけだったそうです。逮捕されたのは41歳の父親だけでした。普段の暴行と自殺教唆も容疑に入っていたと思います。悲しいことですが、親の暴行によって子供が生を絶つ、あるいは絶たれる事件は、驚くほど珍しいことではなくなりました。しかも実父と継父・養父を比べると、実父による暴行や殺人事件の方が多いそうなのです。

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