グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
【読者からの子育て相談】
私は30代で2歳の女の子がいます。夫とはお見合い結婚です。夫は一人息子というせいもあるのか、万事おっとりした性格です、と当初は思っていました。
結婚3年目なのですが同じく30代の夫の性格は、どうもおっとりしているのではなく、良く言えば何ごとにも淡泊、悪く言えば無関心だということが、気になってきました。近くに住む夫の両親と親しく付き合うでもなく、可愛い盛りの娘と遊ぶわけでもありません。もちろん娘の世話は、専業主婦である私が一人ですべてしてきました。
このような人ですから、私が気合いを入れて作ったお料理に対しても、何の感想も言いませんので毎度の食事の支度も張り合いがなく、時たまの休日の外出や外食も、すべて私が企画しないと我が家の行事は何も動きません。
他家のマメなパパたちを見たり聞いたりするにつけ、夫の家族に対するこの無関心ぶりは、私たちに愛情がない証拠かと不安になったり、我が家は私の一人芝居なのではと、不安になったり疲れたりすることが増えてきました。
実家の両親も、年に1~2度しか顔を見せない婿に不満で、「娘を盗られたようだ」と言います。このように性格が違う夫婦が末永く、幸せに暮らしている例はありますか?
野口(仮名)
【パンプキンからのコメント】
一人で夫婦の会話を25年
参考になる二組の夫婦のお話です。まず友人の節子さんのお話。彼女は資産家の一人息子とお見合い結婚をしました。夫となる人のルックスは申し分なく、学者肌で読書をよくする人でした。難点があるとすれば超無口であったこと。
明るいひまわりのような性格の節子さんは、当初は「アバタもエクボでその超無口でさえも高倉健さんに重なった」と言います。
いざフタを開けてみると。節子さんがその「健さん」(以下ではその夫を「健さん」と呼びます)に何かを語り掛けたとします。彼はにらみ返すか無視が多いのだそうです。聞かなくとも解るだろう?とかアホな話はやめてくれといわんばかりに。
別に彼は何かを研究している人ではありませんが、赤ちゃんが泣き出すと、彼の邪魔にならないよう、または不機嫌になる前に、まずは赤ちゃんを別室か外へ連れて行ってあやしたそうです。連れ子みたいに遠慮して育てたそうです。寒い夜も雨の日も。
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