「あっかるいなー、夜や言うのにいつまでも明るくて、白夜いうのはこれのことかっ!!」。北欧はその名のとおり北にあり緯度が高い。そして地理を習った方はご存じだと思うが、夏場はほぼ太陽の沈まない日も多く、夜中の2時とかでも明け方6時くらいの明るさだったりする。
これだけ明るいと、犯罪など起きなさそうだなと思ったのだが、実際にそれは正しく、夏場は犯罪率や自殺率も、ずっと暗い冬場に比べて極端に低いらしい。そういえば確かに、太陽の光が強い南仏のニースって、ほかのフランスの都市に比べて明るく親切な人が多かったっけ。また以前訪れた(太陽の強い)サンディエゴはニューヨークよりよっぽど陽気な人が多く、やはりオテント様の温かい影響を受けて、人間は生きていくものなのだろうか。
これは余談だが、私が飼っていた熱帯魚、特に海水魚とかは太陽の光を浴びていないとあのきれいな極彩色が退色して黒ずんでくる。魚も動物も植物も、太陽あってこそ生かされてるのだ、とあらためて実感する今日この頃である。
スウェーデンのストックホルムの奇妙な光景
今の季節はノーベル賞の発表に沸くスウェーデンのストックホルムだが(ヒッグス教授、おめでとう!)、夏場に行くと試験を終えた大学生がトラックを借り切って荷台でビールパーティを開きながらパレードする、という奇妙な祭りを目にすることができる。
実は私の留学時代に一緒に住んでいたわが友人・ヨハンがこちらに住んでいるので、どうせならスウェーデンの今を勉強してみようということで、彼に「東洋経済オンライン」にお出ましいただくことにした。彼は北欧の名門「KTH Royal Institute of Technology」で物理の博士号を所得した後、INSEADでMBAを取得している。マグネティックセンサー分野で起業するなどハイテク分野に強く、アントレプレナーシップの強い背が高い料理好きの青年である。
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