ヨハン:スウェーデン人は直接的で、正直だ。そうでない態度は、スウェーデン人を本当に遠ざける。“ブルシット”は不要だ。われわれは本当のことを知りたいんだ。
なおアジア的文化との大きな違いは、われわれはプロセス・ドリブンであり、アジアのように人間関係で物事が動く、ということがないこと。普通の労働者でもCEOに話せるし、経営陣もコンセンサスを重視する。大きな仕事をしたり政治家を目指すのに、人間関係の地盤が必要とかそういうのがアジアに比べて格段に弱い。
また、スウェーデンは生きるのが比較的楽な国だ。医療も教育も整っており、年金制度も比較的健全で、民主主義も強く根付いており平等で、自分がほかの人より優れている、などと考えない。たしか最後に民衆が蜂起したのは500年くらい前の話だ(ちなみにスウェーデンは今も王がいる)。また、スウェーデンには人の成功や、ある人が際立っていることを受け入れる土壌がある。
最後に、東洋経済オンラインの皆様へのメッセージ
ムーギー:ありがとうヨハン、おかげで東洋経済オンラインの読者の皆様はスウェーデンの文化にすっかり造詣が深くなった。あなたは今や、瞬間風速的には日本でいちばん有名なスウェーデン人であり、北欧でビジネスをしたい投資家が、私を通じてあなたに連絡してくることだろう。それではヨハン、最後に日本の皆さんにメッセージをどうぞ。
ヨハン:私は今年の初めに日本に行って、ヨーコというムーギーの日本の友達にガイドしてもらい築地の“ダイ”で寿司を食べたり、東京のムーギーの友達のホームパーティに呼んでもらったり、とても楽しい国だった。多少、人が多すぎたが、礼儀正しい人が多く、とても気持ちいい。いつかまた日本に行って、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
ムーギー:今日は本当にありがとうヨハン。ところでこのワイン、全部飲めるのか? 余った分は来週、ヨハンの両親が来たとき、車で持って帰ってもらったらどうだ? とにかく今日は本当にありがとう。
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