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――フィンランドのビジネス文化を簡単に言い表すとしたら、どんな言葉が挙げられますか?
ユッカ・パヤリネンさん:キーワードは、Efficiency(能率)とEquality(平等)でしょうね。
フィンランド人は男女とも17時までしか働きません。それ以降は、家族や趣味の時間なのです。子どもがいれば、迎えに行くために16時に会社を出ることも当たり前です。18時以降、仕事でフィンランド人に連絡は取れないと思ってください。
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そのうえ、私たちは夏に5週間ほどの休みをとります。法律で、2週間連続で休みを取らなくてはならないとも定められています。6月の最終週から8月の最初の週までに休むことが多いので、その期間はフィンランドのビジネスは動きません。
Long Golden weekですから、アポイントを入れようとは思わないほうがいいですね。休暇の間は自分の時間なので、メール等には返信しません。
――そうなると仕事が止まってしまいませんか?
ユッカ・パヤリネンさん:休暇は少しずつずらして取るので、休みの間はほかのスタッフが代わりにメールに返信するなど、サポートしてくれるのです。
会議時間は、日本の15分の1
――仕事は、朝は何時から始まるのですか?
ユッカ・パヤリネンさん:朝は7〜8時の間に始まるところが多いので、日本よりは早いですね。8時から働き、17時には職場を出て、そのうえ長い夏休みも取る。それなのに、世界的に競争力を保っていられるのはどうしてですか? と海外の人からよく聞かれます。
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