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マーケティングが暴走気味のジャングリア沖縄/作り手のこだわりを排した結果、語るべき思いやストーリーが出てこない

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長蛇の列のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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正直言ってジャングリア沖縄に行く気はゼロだった。

「沖縄」は私のテーマであり、執筆・構想をする場でもある。現地の図書館に通い、街を歩き、人々の話に耳を傾ける。

南の果て、辺境から考えることで、中央の論理の死角にも気付く。

沖縄に合うのか?

沖縄北部にテーマパークができる噂は聞いていた。USJをV字回復させたというマーケター、森岡毅氏が構想から運営まで手がける。USJから独立後、株式会社刀を設立し、東京・台場に没入型テーマパーク「イマーシブ・フォート」を開業したが、客足が伸びず今年2月に閉館している。

で、沖縄にも念願のテーマパークを作った。

どうも合点(がてん)がいかない。

沖縄観光は右肩上がりで、「素の力」で世界から人を引きつけている。

その沖縄にUSJノリのテーマパークって、合わんのちゃうか。

30年以上にわたる企業取材の経験を通して、「ヤバい」と感じた会社や仕事を取り上げていく。【原則日曜日更新】

私はガン無視を決め込んだ。

ところが、昨年7月のオープン前、メディアにジャングリアの露出が増えていく。恐竜が襲いかかってくるCG画像は、映画『ジュラシック・パーク』並みの迫力だ。

しかし、ニュース報道になると、現実に引き戻される。ある報道番組が、目玉の「ダイナソー サファリ」のリポートをしていた。

あれ、ど迫力の恐竜って、このチャチなやつのこと……。

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