覚悟はしていたけれど…「同じ仕事なのに給与が減る」60代再雇用の戸惑い――課題は「給与ダウンをどう受け止めるか」

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オフィスで働くシニアのビジネスマン
会社員は60歳になると「処遇見直し」により給与が下がるケースがあります。給与ダウンという現実をどう受け止めたらよいのでしょうか(写真:takeuchi masato/PIXTA)
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20年以上にわたり「ずっと正社員だった人」は、どのように働いているのか。定年前後にどんな選択をすれば良いのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
パーソル総合研究所シンクタンク本部 上席主任研究員の藤井薫氏の新著『定年前後のキャリア戦略』では、渦中の50代、60代の人々への調査を実施し、見えてきた「リアルな働き方」が綴られています。
本書から一部を抜粋・編集し、人生後半戦における「働くこと」との向き合い方のヒントをお届けします。

仕事が同じでも下がる給与

「仕事がこれまでとまったく変わらないのに給料が下がるのが納得できない。おまけに期首の目標シートも目標が低いと『全員、前年プラスアルファの水準で目標設定をお願いします』って言われて、修正されるし」

60歳時の処遇見直しで給与が下がる企業は、全体の9割近くを占めます。そして60歳で役割・責任が軽減される人、変わらない人はほぼ同じくらいの割合です。

ということは、やはり、仕事が変わらないのに給与が下がる人が相当数いるということになります。それでは、状況を詳しく見てみましょう。

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