「アメリカの同盟国は中東での戦争に協力しない」
米大統領ドナルド・トランプがそうした不満を繰り返す中、日本の首相・高市早苗は19日、事態が悪い方向に進みかねないことを十分にわかったうえで大統領執務室にやってきた。
だが高市は、首相に就任してから初となるホワイトハウス訪問をほぼ無傷で、無難に切り抜けた。トランプがヨーロッパの同盟国に浴びせているような非難を回避しつつ、アメリカ国内のエネルギー事業に対する日本からの最大730億ドル(約11兆5000億円)の投資を含む協力分野を目立たせた。
真珠湾攻撃に関するジョークにも沈黙
愛想頼みは、高市がトランプに対して一貫して用いてきた戦術だ。
「世界に平和をもたらせるのは、ドナルド、あなただけだと私は固く信じている」。高市はトランプをそう持ち上げ、真珠湾攻撃に関する眉をひそめたくなるようなトランプのジョークにも言葉を飲み込み、通商や防衛における共通利益を強調することに努めた。
トランプも褒め言葉で応じ、昨秋、女性として日本初の首相となった保守派政治家の高市を「とても人気があり、力のある女性」と呼んだ。日本についても、「本当に責任を引き受けようとしてくれている」と賛辞を口にした。
ヨーロッパの同盟国に対する最近のトランプの批判とは、驚くほど対照的な反応だ。ヨーロッパの各国は、戦争によって封鎖され、世界的なエネルギー危機を引き起こしているホルムズ海峡を通過できるよう、船舶を護衛する軍事支援を要求されたが、それを拒んだことでトランプの怒りを買っている。





















