金、金、金の世の中で、企業の目的は利益の追求、政治も経営的視点が必要、個人においても、お金を欲しがるのは当然で、お金が儲かるほどいい、お金がたまるほどいい、という考え方になってきた。しかし、じつはお金が最初に登場したときには、みんな、見向きもしなかったのだそうだ。
日本で最初の流通貨幣とも言われる「和同開珎」が発行されたのが708年。当時はまだ米や布を基準とした物々交換がメインだった。だから、みんながなかなかお金を使おうとしない。なんといっても現物のほうがたしかだから。
“お金で地位を買えるようにする”法令
そこで政府は、お金が普及するようにいろいろ手を打つ。役人の給料をお金にしたり、税をお金で納めさせるようにしたり。それでようやく、お金で売り買いするようになった。ところが、それでもまだ、お金をためようとしない。企業の内部留保が過去最高を更新し、個人もなるべくお金をためようとする今では、嘘のようだが。























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