ノルウェー・デンマーク・フィンランドの強み
ムーギー:ハロー ヨハン、久しぶりだな。元気にしてるの?
ヨハン:ああ、ぼちぼちやっている。これがムーギーの言っていた、日本一の高級紙のインタビューだな? これに応えると日本で有名になる、というのは本当なんだろうな?
ムーギー:任せておいてヨハン、ヨハンのインタビューが面白かったらアクセス100万超えるし、つまんなかったらアクセス数万で俺の首が飛ぶといった、どっちに転んでも楽しみな展開だ。まずどうだ、北欧の景気は? ユーロじゃないから、EU諸国に比べてやっぱりマシなのか?
ヨハン:ほかのヨーロッパ諸国に比べて北欧はうまくいっている。そもそも1990年代に銀行セクターが苦しんでいたときに、処理は一足お先に済ませてあるので、金融も比較的健全だ。パルプや紙といった伝統的産業も、ネットの浸透で紙を使わなくなるとか言われているが、いまだに大きな産業だ。
あと産業用自動車のボルボとか……。乗用車の部門は中国企業に買われたが、建設機械とかはまだスウェーデン人が持っている。スウェーデンは900万という人口の少ない国だが、ワールドクラスの企業をいくつも抱えている。
ムーギー:なるほど、北欧は比較的順調にいっている、と。極東にいるとあまりその国別の特色の違いがわからないのだが、日本にいる「東洋経済オンライン」の読者の方々に向けて、ほかのノルウェーやらデンマークやらの北欧諸国との特徴的な違いを教えてくれないか?
ヨハン:簡単な特徴を言うと、デンマークは小さな国だが大量の豚を飼育していて、豚を世界中に輸出している。ノルウェーは油田のおかげで大儲けで、給料や物価は世界一高い。豊富な油田とオイル高のおかげで、彼らのソブリンウェルスファンドは世界有数のサイズを誇っている。200年前は何もなかった国なのだが、今やスウェーデンよりよっぽど金持ちだ。フィンランドはとにかく教育水準が高い。
ムーギー:確かにノルウェーの国富ファンドは有名で、われわれのアセットマネジメントの業界ではシンガポールのテマセックなどと同様、大きな存在感を誇っている。
海や地面からオイルがたっぷり噴出して、何十兆円の国富ファンドができて、それで世界中の資産を買いまくれるのだから、うらやましい話だ。
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