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デジタルマーケのAViC、「社長就任後4年でスピード上場」の裏側 "ミダス傘下入り"で人脈や企業紹介の恩恵…市原社長が明かす成熟市場での勝ち筋

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市原創吾社長の経営参画後、ミダス企業群に入ったAViC。社名や事業のリブランディングからスピード上場を果たした背景には、ミダスとの密接な連携があった(撮影:尾形文繁)

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ネット広告とSEO(検索エンジン最適化)対策のデジタルマーケティングを主力とするAViC。トップの市原創吾氏はサイバーエージェント出身で、20代の若さで広告部門の局長まで昇進した経歴を持つ。退社後の2018年に、AViCの前身であるOWL社の第三者割当増資を引き受け、同社の社長として経営参画した。
社長就任後は、わずか4年で東京証券取引所グロース市場に上場させた。直近では、ライバー事務所「like me」を持つSpicaを15億円で買収するなど、市場からの注目度は高い。ミダスキャピタルの企業群に入った狙いなどについて、市原社長を直撃した。

ミダス傘下入りのメリットは“人材”

━━2018年に経営参画した後、ミダス企業群に入った経緯はどのようなものだったのですか。

13年の創業時点では、岩田匡平さん(現BuySell Technologies〈バイセルテクノロジーズ〉会長)のファミリーカンパニー的な会社で、マーケティングコンサルをやっていた。18年に自分が第三者割当増資を引き受けて社名をAViCに変更し、デジタルマーケを主力にして、私が社長になった。

その約半年後、私が保有していたAViC株をミダスに対して現物出資し、(ミダスが組成したファンドが)筆頭株主になったという流れだ(現出資比率34.3%)。ただ、議決権や保有株売却などの重要な意思決定は私自身が行っており、オーナー権は今も私が持っている。

━━あえてミダス傘下に入る狙いはどこにあったのですか。

ミダスの傘下に入ったメリットは、自分では出会えない人材を紹介してもらえること。創業前に私はサイバーエージェントにいたものの、経営者をやったことはないので上場の経験もなかった。上場に向かううえで、必要なプロパティー(財産)をどうそろえるかは、すごく大きなことだと思っていた。

ほかにも上場の審査周りで気をつけることなど、ナレッジ(知識)を共有できた。このスキームのほうが早く遠く(の目的地まで)行けるし、落ちなくていい落とし穴にはまって遠回りすることもない。当時はそう思っていた。

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