ミダス傘下入りのメリットは“人材”
━━2018年に経営参画した後、ミダス企業群に入った経緯はどのようなものだったのですか。
13年の創業時点では、岩田匡平さん(現BuySell Technologies〈バイセルテクノロジーズ〉会長)のファミリーカンパニー的な会社で、マーケティングコンサルをやっていた。18年に自分が第三者割当増資を引き受けて社名をAViCに変更し、デジタルマーケを主力にして、私が社長になった。
その約半年後、私が保有していたAViC株をミダスに対して現物出資し、(ミダスが組成したファンドが)筆頭株主になったという流れだ(現出資比率34.3%)。ただ、議決権や保有株売却などの重要な意思決定は私自身が行っており、オーナー権は今も私が持っている。
━━あえてミダス傘下に入る狙いはどこにあったのですか。
ミダスの傘下に入ったメリットは、自分では出会えない人材を紹介してもらえること。創業前に私はサイバーエージェントにいたものの、経営者をやったことはないので上場の経験もなかった。上場に向かううえで、必要なプロパティー(財産)をどうそろえるかは、すごく大きなことだと思っていた。
ほかにも上場の審査周りで気をつけることなど、ナレッジ(知識)を共有できた。このスキームのほうが早く遠く(の目的地まで)行けるし、落ちなくていい落とし穴にはまって遠回りすることもない。当時はそう思っていた。



















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