有料会員限定

〈ミダス1号案件〉出張訪問買い取り首位「バイセル」 人材紹介、知見共有、M&A支援… 時価総額6倍の秘訣 徳重社長「50代以上のシニアに圧倒的需要」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
テレビCMでは「878787(はなはなはな)」のフレーズでおなじみのバイセル。2019年の上場以降5年間で5件のM&Aを行い、事業拡大を続けている(画像:バイセルのYouTube公式アカウントより)

特集「ミダスキャピタルの正体」の他の記事を読む

リユース事業を展開するBuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)は、出張訪問買い取りを軸に、着物やブランド品などの高単価商材を取り扱う。積極的なM&Aや基幹システムの内製化による効率化などを推し進め、時価総額は2019年上場時の240億円(初値ベース、公募価格ベースは120億円)から、1600億円弱まで上昇した(2月12日時点)。
バイセル社は、ミダスキャピタルにとっての投資第1号案件でもある。ミダス企業群の古株として、これまでどのような恩恵を受け、成長を遂げてきたのか。リクルートホールディングス出身で、24年4月に社⻑兼CEOへ就任した徳重浩介氏に聞いた。

ミダスとの連携は"強力な効果"

――2017年に岩田匡平・現会長とミダスキャピタルの吉村英毅代表が共同でバイセルの前身企業をバイアウト(買収)したことが、現在の体制が始まるきっかけとなっています。

岩田会長がAViC(エイビック、当時OWL)時代にバイセルのマーケティングをコンサルティングしていたことがきっかけだった。岩田会長と吉村代表が当社をバイアウトした背景には、リユース市場の規模と成長性、圧倒的な競合の不在、サステナビリティーやSDGsなどの時代の後押しがあった。

岩田会長はコンサルタントとして関与する中で、オペレーションやマーケティング、KPI(重要業績評価指標)管理、コンプライアンス体制などを改善すれば、業績を大きく伸ばせるという確信を得ていたようだ。17年の資本参画前は、経営管理やコンプライアンス体制が十分とは言えず、成長軌道に乗れていない状態にあった。

リユース事業、とくに出張訪問買い取りは労働集約的なビジネスモデルのため、そこにデータ分析やセールスイネーブルメント(営業の仕組みづくり)といったDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入すれば大幅な効率化が期待できると考えたことも、参入の大きな決め手となった。

――筆頭株主で5割弱の株式を握るミダスキャピタルとは、どのような関係を築いていますか?

さまざまな側面で強力な効果があり、いずれのリソースもフル活用している。

次ページミダス経由で集めた幹部メンバー
関連記事
トピックボードAD