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〈意外な横顔〉異色ファンド「ミダスキャピタル」創業者の秘めたる思い…私塾で国会議員13名を輩出、国内最大規模の「特別養子縁組」あっせんも

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超党派の政治塾を志向する令和政経義塾(上写真)からは、衆議院議員選挙で21名が立候補し10名が当選。ミダス財団は東南アジア・南アジアの貧困地域において、小学校や孤児院を建設する(上写真:編集部撮影、下写真:ミダス財団)

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急成長する異色のファンド、ミダスキャピタル(詳細はこちら)。その事業領域は、ビジネスのみにとどまらない。創業者で代表パートナーの吉村英毅氏は個人で政治塾の大口出資者となり、社会貢献事業を行うミダス財団にも毎年1億円を寄付する。財団には、ミダスキャピタルの収益も充てられている。
これらの取り組みを通じて、ミダスキャピタルはますます独自の立ち位置を形作っている。

とある木曜日の夜7時、東京・赤坂。仕事終わりの受講生がビルの一角にある会議室に続々と顔をそろえた。行われているのは、次世代の政治リーダーを志す若者らを育成する実践型プログラム「令和政経義塾」だ。

9月に開講するプログラムでは、1年間で計約40回の講義が行われる。講師には現役の大物国会議員から元事務次官まで豪華な顔ぶれが並ぶ。都内での対面講義に加え、オンラインでの受講も用意されており、沖縄やアメリカのワシントンD.C.などから参加する塾生もいる。

現職を維持したままで参加が可能

塾が開かれたのは2024年。1期目は39名が卒業し、2期目の現在は54名が在籍する。受講年齢は原則39歳までだが、社会経験や志の強さに応じて40歳以上でも柔軟に受け入れているという。経歴は官僚からサラリーマン、弁護士、起業家、医師、さらにはプロレスラー出身者などさまざまだ。

塾長の糸川氏は元衆議院議員(2期)。厚生労働大臣政務官や民主党副幹事長などを歴任し、福祉・労働政策に精通する。再出馬の可能性については「引退したつもりはなく、いつでも出る覚悟はある」としつつも、現在は「後進の育成が使命」だという(編集部撮影)

「受講料、合宿費、宿泊費などはすべて運営元が負担しており、経済的な理由で志を諦めさせない体制を構築している。松下政経塾のような全寮制・離職必須の形態ではなく、現職を維持したままでの参加が可能だ」と、元衆議院議員で塾長の糸川正晃氏は語る。

今年2月に実施された第51回衆議院議員総選挙では、1期生・2期生合わせて超党派で21名が立候補し、10名が当選(自民党8、日本維新の会1、チームみらい1)。参議院議員を合わせると、令和政経義塾から13名の現役国会議員を輩出している。

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