
深刻な人手不足を背景に、企業の採用活動は学生優位の「売り手市場」が続いている。リクルートワークス研究所の発表によると2026年卒の大卒求人倍率は1.66倍と前年の1.75倍からはやや鈍化したが、高水準を維持している。
内定の進捗を見ると、選考解禁日の6月1日時点の内定率は81.6%(インディードリクルートパートナーズ調査)と引き続き高い水準となっており、就活早期化の流れは変わらない。
26年卒の就活生が選んだ企業は?
そうした状況で26年卒の就活生は、どのような企業を選んだのか。それがわかるのが、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が実施する「就職ブランドランキング調査・後半」だ。対象は就職サイト「ブンナビ!」登録の26年卒(大学生・大学院生)。今回は約1万4000人から回答を得ている。

前半、後半の年に2回の調査を行っている。前半は「あこがれやイメージ」が先行しやすいのに対し、後半は業界研究や面接・実地の接点を経て、より現実的な評価が表れやすいのが特徴だ。今回はその「後半」の就職人気ランキングを掲載する(前半の結果はこちら)。
調査期間は3月中旬から6月末。説明会などが始まる「採用広報」の解禁後、実際の選考などを経て学生が選んだ企業がランクインしている。