逆境でもヤクルト選手が戦意喪失しない理由

元メジャーリーガーが与えた予想外の好影響

――監督の口から、次々とよどみなく選手の名前が出てくるのが、手応えを覚えている証拠のような気がしますね。

小川:彼ら自身は自分の置かれている立場をよく理解していますね。主力に何かあった場合に、いつでも「自分が出るぞ」という意気込みを感じます。そのために、みんなが必死に練習をしていますから。

期待のホープ・廣岡大志

――さて、オープン戦にフル出場し、開幕後も「七番・ショート」で、我慢強く起用している廣岡大志選手。彼についてはどのように見ていますか?

小川:廣岡に関しては、2~3年先を見据えた起用をしないといけないと思っています。チーム状況によってはオーダーをいろいろ考えなければいけない時期も来るかもしれない。でも、廣岡に関してはずっと使い続けなければいけない。そんな思いも持っています。実際に、そういう状況になったときにどう決断するか。それは監督としての大切な仕事だと思っています。

――そこまで、廣岡選手にこだわる理由は?

(写真:アルファポリス)

小川:廣岡が期待の逸材であるからというのは間違いないです。でも、それよりも何よりも、彼の場合は、見ていて楽しいんですよ。打ったとか、打たないとか、エラーしたとか、エラーしないとか、そんなこと以前に、彼がグラウンドにいるだけで楽しいんです。そういう選手はなかなかいませんよ。

――確かに! 彼ほど見ていてワクワクする選手はいませんよね。たたずまいに華があるし、大型遊撃手として、そして日本人大砲として、才能の塊のように見えます。

小川:ピッチャーで言えば、寺島成輝もそうです。今年はそういう選手も、どんどん起用して、さらなる底上げを目指していくつもりです。幸いにして、いい開幕スタートを切ることができたので、これからも執念を持って、一つずつ勝利していきます。

(インタビュアー:長谷川晶一)

アルファポリスビジネスの関連記事
小川流2018燕改革!チームに芽生えつつある「全員で戦う」という強い意識
小川流2018燕改革!「96敗」のチームを再建するために、私たちは今、何をすべきなのか
真中満からのラストメッセージ「3年間の思い出と最後の贈る言葉」
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 湯浅卓「トランプ政権の真実」
  • 「脱ゆとり世代」のリアル
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ナベツネが腹を割って語る<br>政治、そしてメディアの未来

読売新聞主筆として93歳の今も、社論をまとめる要の役割を果たしている渡邉恒雄氏。安倍首相と定期的に会食するなど、なお政治のキーマンでもある。歴代の首相を知る同氏は現在の政治とメディアをどう見ているのか。本誌編集長がインタビュー。