いま日本で一番アツい街「大阪」で《地価の高い住宅地》トップ502地点【2025年版】 3位は南森町、2位は四天王寺前夕陽ヶ丘、では1位は?

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4月13日に開幕した大阪・関西万博の会場。国内外から観光客が集まることで地価にも影響は出るのか(写真:yu_photo/PIXTA)

いま日本で一番アツい街はどこかと聞かれたら、それは4月13日に大阪・関西万博が開幕した「大阪」ではないだろうか。国内外から多くの観光客が集まることで、「食い倒れの街」「水の都」としても知られる大阪の魅力が再発見されるかもしれない。

それでは、そんな大阪府の中で「地価が高い住宅地」はどこなのか。本記事では、国土交通省が3月に発表した「2025年地価公示」のデータを基に、1平方メートル当たりの土地の価格が高い順に約500地点をランキングにまとめた。

ランキングを概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)で300万円を超えたのが4地点、200万円を超えたのが8地点だった。3月26日の配信記事で取り上げた東京都の住宅地で1000万円超えが13地点、500万円超えが69地点だったことと比べると、大阪府の住宅地の地価がかなり割安であることが見て取れる。

首位は唯一の坪単価400万円台

個別地点の状況も見ていこう。ランキング1位となったのは、大阪市福島区福島3丁目(最寄り駅は新福島)だった。中之島の対岸に位置する地点で、今回のランキングでは唯一、坪単価が400万円台(446万円)を記録した。

鑑定書には「堂島川に面した高層共同住宅等が建ち並ぶ住宅地域である。都心接近性等を背景に住系用途への転換利用が進んでおり、今後も地価は堅調に推移するものと予想される」とある。

2位は、大阪市天王寺区上汐4丁目(最寄り駅は四天王寺前夕陽ヶ丘)。上本町や日本橋といった繁華街に近い一方、周辺には寺社が多く建ち並ぶエリアだ。鑑定書では「利便性や居住環境等が良好で根強い人気があり、富裕層の住宅取得需要は底堅いことから、マンション開発用地の需給需要は堅調に推移している」としている。

3位は、大阪市北区紅梅町(最寄り駅は南森町)。近隣には天神橋筋商店街があり、日常の買い物には便利。大阪随一の繁華街である梅田も徒歩圏の場所だ。鑑定書には「共同住宅や事務所等が混在する地域。都心部に近接した利便な立地により、近年は共同住宅用地の需要が増加している。旺盛な需要を背景に、今後も地価水準は上昇傾向で推移するものと予測される」とある。

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