【2025年版】地価が高い「東京都の住宅地」TOP512地点 首位は1坪1950万円、13地点が坪1000万円超え!

国土交通省が3月18日に発表した「2025年地価公示」によると、日本で一番地価の高い場所は19年連続で「東京都中央区銀座4丁目」だった。全国地価ランキングを見ていくと、上位はこのほかにも東京都心の一等地がずらりと居並ぶ。
しかし、それらはいずれも「商業地」に区分されている。ここで気になるのが、私たちが住居を構える「住宅地」の地価がどうなっているのか、という点だ。東洋経済オンラインでは、この「住宅地」に照準を絞り、東京都内で地価の高い住宅地をランキングにまとめた。
ランキング全体を概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)で1000万円超えとなったのが13地点、500万円超となったのが69地点だった。前年比の上昇率では10%超の伸びになっている地点が多く、地価高騰が住宅地にも及んでいることが見て取れる。
上位陣の顔ぶれは前年から変わらず
個別地点に目を移すと、首位は前年に続いて港区赤坂1丁目(最寄り駅は溜池山王)だった。近隣にはアメリカ大使館やアークヒルズがある。鑑定書によると、「高級マンションが建ち並ぶ住宅地域として熟成しているものの、周辺ホテル跡地や既存マンションの建替え等による再開発が多く見られ、その傾向は今後も続くことから土地利用の更なる高度化が進展するものと予測する」とある。
ランキング上位の顔ぶれに大きな変化はなく、2位は千代田区六番町(最寄り駅は四ツ谷)。いわゆる「番町エリア」で、鑑定書には「高級住宅地域として名声の高い地域である。建物機能更新に伴う建替えなども見られるものの、地域要因に影響を与える再開発計画などは見られない。高級マンションに対する需要は依然として高く、地価は堅調推移」と書かれている。
3位は港区白金台3丁目(最寄り駅は白金台)。近隣に東京都庭園美術館や八芳園があるエリアだ。鑑定書によると、「幹線道路沿いに高層共同住宅、店舗兼共同住宅等が建ち並ぶ地域であり、最寄駅との接近性等の利便性にも優れる。今後も現状を維持して推移していくものと予想する」とある。