「もっと重要なニュースないんか?」朝から晩までNHKも《広末涼子の事件と過去》を報道する不思議…「こういう人だから」で済まされないのはなぜ?

静岡県内の病院で看護師にけがをさせたとして逮捕。その前に新東名高速道路で追突事故を起こしていたことが発覚。さらにその前に立ち寄ったサービスエリアで大きな声を出して「わたし、ヒロスエ」と名乗るなどの不可解な行為。
任意の薬物検査に応じて違法薬物は検出されず。危険運転致傷の疑いで自宅を家宅捜索……広末涼子さんをめぐるニュースが次々に報じられています。
「自称・広末涼子容疑者を傷害容疑で逮捕」という第一報があったのは4月8日朝。そこから3日が過ぎた11日朝もトップニュース級の扱いは変わらず、多くの時間が割かれています。
アメリカによる相互関税の発動や90日間停止、数千人の犠牲者が発生したミャンマーの地震、備蓄米の放出などの扱ってしかるべきであろうニュースが多い中、なぜ公共放送のNHKを含む各局は広末さんのことを朝から晩まで報じ続けているのか。
芸能人の事件や事故が好きな人々
広末さんは今回の事件で病院の看護師や自動車の同乗者にけがをさせてしまったものの、命にかかわるものではないようでした。また、過去に何度かスキャンダルが報じられたことからネット上には「こういう人だから」「やっぱり」という声が多数見られます。
なぜ「命にかかわるほどではない」「こういう人だから」で済まされず、これほど報じられるのか。その理由を3つの主な背景から読み解いていきます。
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