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40歳、ある外資系コンサルの正直なつぶやき これが高給・ハードワークなイメージの実像だ

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40歳とミドルの域に達したある外資系コンサルが、報酬や出費、生きがいなどについて赤裸々に語った。

外資系コンサルのリアルな日常はどのようなものか(写真:mits / PIXTA)

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総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集『進撃のアクセンチュア』では、同社の最新事情を詳細にリポート。またビッグ4や新興勢など異業種を含めたライバルの動向、さらにコンサルの現場を取り巻く”異変”もお届けする。

外資系のITコンサルティング企業の勤務と聞いて、どんな人物像を思い浮かべるだろうか。高給でハードワーク、スマートさを持ち合わせたエリート、そんなイメージを持つ人も多いかもしれない。

実際、日本企業の平均的なビジネスパーソンと比べて、働き方から待遇、仕事に対する考え方も、さまざまに異なる面があるようだ。

今回、外資系ITコンサルで働く40歳の男性のAさんを取材。日頃どんな業務をこなしているのか、外資ならではの仕組みも含めて話を聞いてみた。Aさんの経験から見えてくる、外資コンサルの真の姿とは。

午前1時や2時、3時まで働くことも

Aさんは金融機関などの顧客企業に対し、システムを開発・提案するのが主な仕事だ。システムを活用して、どんな業務をするのか、何をしたいか。顧客の要望を聞き、それに向かって議論を進める。最終的に決定するのは顧客だが、自社の方向性も伝えてリードする。

システム開発の場合、1年半から2年ほどかかる例が多い。開発前に機能や工程を決める「要件定義」の段階で、十分に協議ができていれば、後々の仕事をスムーズに進められるという。

自社のオフィスで仕事をする時期もあったが、今は客先に常駐して仕事をしている。仕事量の変動はあるものの、Aさんは管理職で「毎日何かしら問題が発生する。なんだかんだ仕事は多い」と語る。

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