あのヨーカ堂買収を決めた米ベインキャピタルのバイアウト部隊には、元コンサルや元投資銀行の出身者が集まる。

日本で精力的に活動するPEファンド。中でも、セブン&アイ・ホールディングスからイトーヨーカ堂などの統括会社「ヨーク・ホールディングス」の買収で最終契約を結んだことを発表するなど、国内最大規模を誇るのが米ベインキャピタルだ。
同社には最前線でバイアウト(買収)投資に携わるスタッフが約60人在籍している。5年前からは1.5倍に増えた。2023年には、不動産などのオルタナティブ(代替資産)投資を手がけるチームも新設しており、こちらにも別途7人が所属する。
PEファンドのバイアウト部隊のうち、案件の発掘や投資を検討するチームには、コンサルティング会社や投資銀行の出身者が多い。投資後に企業に伴走し支援するチームにも、コンサルのほか、事業会社でMBA(経営学修士)を取得したり、経営に携わっていたりした人材が集う。
ベインで採用を担当する小浜一成・プリンシパルは、コンサルからPEファンドに移る転職者の動機をこう見通す。「コンサルという立場では、自らの提案が実行に至らなかった際、もどかしさを抱える。PEファンドであれば、企業とひざ詰めで、数年かけて経営支援に関わることができる」。
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中途採用だけではない。今やPEファンドは、新卒の学生にも門戸を開いている。
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