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EYコンサル近藤聡社長「規模追うゲームはしない」 プロジェクトドラゴンで牽引した立役者が語る

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テクノロジー部門の肥大化にも警鐘を鳴らす。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング 社長 近藤聡氏
近藤 聡(こんどう・あきら)/EYストラテジー・アンド・コンサルティング 社長。1963年生まれ。早稲田大学商学部卒業。等松・トウシュロス コンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、2019年EY Japan入社。2020年10月から現職(撮影:尾形文繁)

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総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集では同社の最新事情を詳細にリポート。異業種を含めたライバル企業の動向もお届けする。

ビッグ4の一角、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが好調だ。2019年、デロイト トーマツ コンサルティング社長だった近藤聡氏がEYに移籍し、2020年から社長として「プロジェクト・ドラゴン」で牽引。直近の2024年6月期は、業務収入が1103億円(前期比12.2%増)と、就任前の3倍以上に膨らんだ。

監査:非監査は45:55になった

──EY Japanの中でもコンサル部門が順調に伸びています。

私がEYに来た当時、監査部門と非監査部門との割合は65:35。非監査のうちコンサルは認知されず、コンペにも参加できなかった。コンサルが弱いと、監査で契約が終了したら、顧客との関係が切れる。そこで監査・非監査を50:50にすると打ち出して達成した(2024年6月期で45:55)。

EY内にも非監査部門を成長させたい思いはあったし、グローバルから日本に対する期待も高かった。過去に投資してきたが、それまでは単年度投資で、できることには限界がある。だからグローバルのパートナーには複数年の投資について合意を取り付けた。

──ドラゴンはどう具体化しましたか。次の目標はありますか。

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