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コンサルに必要なのは問題解決能力と地頭のよさ コンコードエグゼクティブ渡辺秀和社長に聞く

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コンサル出身者は経営人材として、多方面から引く手あまたの状況だ

コンコード エグゼクティブ グループの渡辺秀和社長。「戦略系ファームの合格率は、中途採用なら1%を切ると言われる」と語る(撮影:今井康一)

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総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集では同社の最新事情を詳細にリポート。異業種を含めたライバル企業の動向もお届けする。

人気の高いコンサル業界への転職動向、さらには「ポストコンサル」のネクストキャリアについて、コンコード エグゼクティブ グループの代表取締役社長CEO、渡辺秀和氏に話を聞いた。

職歴より求められるのは「地頭のよさ」

――中途採用の動向を教えてください。

コンサル業界、特に戦略系コンサルティングファームの中途採用では、さまざまな業界・職種の人に門戸が開かれているのが特徴だ。ほかの業界では、たとえば経理職なら経理業務の経験者を採用するのが一般的で、応募者はそれまでのキャリアに縛られるという傾向がある。

しかしコンサル業界の採用では、前職の業界や職種より、問題解決能力やコミュニケーション力、“地頭のよさ”を重視しており、経営企画の経験やMBA(経営学修士)がなくてもいい。研修制度が整っているので、ポテンシャルの高い人材を採用し、育てればいいと考えている。そのため営業や人事、SE(システムエンジニア)、民間企業の経験がない官僚や医師、大学の研究者、さらにはアナウンサーや、ポーカーなど知的ゲームのプロまで、多様な人にチャンスがある。

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