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前社長が語る、アクセンチュアのかつてと「今」 今も複数の社外取を務める程近智氏に聞いた

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「アクセンチュアは強さを引き継ぎ、日本のプレゼンスは上がった」。

ベイヒルズ 代表取締役、アクセンチュア 前社長 程近智氏
程 近智(ほど・ちかとも)/ベイヒルズ 代表取締役、アクセンチュア 前社長。1960年生まれ。米スタンフォード大学工学部卒業後、1982年アクセンチュア入社。2006年4月社長、2015年9月会長、2017年相談役を経て2021年退任。同年から現職。コニカミノルタや三菱ケミカルグループ、オリックスなどの社外取締役も(撮影:尾形文繁)

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総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集では同社の最新事情を詳細にリポート。異業種を含めたライバル企業の動向もお届けする。

江川昌史氏(59)の前にアクセンチュアの社長を務めていたのが程近智氏(64)。2006年から15年まで社長、その後は会長、相談役を務めた。かつてのトップは古巣をどうみるか。

自己実現のために会社を利用してもいい

──アクセンチュアはコンサルティング業界トップに上り詰め、東京大学など最難関校からの就職人気も高いです。

東大や京都大学でも就活ランキングの常連だ。大学からすると複雑だとは思う。官庁や銀行に優秀な人材が向かわず、外資のコンサルにばかり行くのがいいかどうか。私は1982年に入社したが、その頃はあまり社名を知られていなかった(笑)。

もっとも、今は人材輩出源の面もあり、アクセンチュアを自己実現のためのプラットフォームとして、利用してもいい。アクセンチュアを卒業し、その人が求められる業界に行ってから、また戻ってこられる。そういうやり方は10年ほど前から確立している。

──歴代社長を見ると、江川さんや程さんは9年超、初代の森(正勝)さんも13年以上、社長をやっています。

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