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勝ち組コンサルが選ぶ「コンサル卒業後」の新ルート "キャリアロンダリング"で年収を上げる猛者も

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PEファンドやスタートアップなど、コンサルを辞めた後のセカンドキャリアも多様化している。

キャリアの階段を上るビジネスパーソン
”キャリアロンダリング”で転職ごとに年収を上げる者もいる(写真:タカス / PIXTA)

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総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集では同社の最新事情を詳細にリポート。ビッグ4や新興勢、異業種を含めたライバル企業の動向や、ポスト・コンサルの新ルートなども併せてお届けする。

年収や地位など、一見、華やかそうに見えるコンサルティング業界。コンサル会社を辞めてからのキャリアをどう描いているのか。

一般的にコンサルといえば、「転職市場で引く手あまた。その後のキャリア形成にも役立つ」と、ムービン・ストラテジック・キャリアの久留須親(ちかし)・シニアパートナーは評する。

とはいえ、コンサル会社を退職した後で目立つのは、やはり同業のコンサル会社に転職するケースだ。総合ファームから総合ファームへ移るほか、数は多くないが、総合ファームから戦略ファームに移るパターンもある。

”競合への移籍”、”出戻り”もOKな時代に

競合会社に行くのだから、パートナークラスの場合、競業避止義務として転職後は前の会社の顧客には2年ほど営業できず、退職時に一筆書かされることもある。転職時の交渉では、今いる会社の報酬を上回ることが条件で、初年度は一時金などで上乗せされることも少なくない。

今や「出戻り」も珍しくない時代。元のコンサル会社より下位のランクの会社に上級幹部で入社、年収を上げてから、元の会社に入り直して年収を上げてもらう。そんな“キャリア・ロンダリング”も珍しくないという。

コンサルから事業会社に転じるなら、経営企画部などに配属されるか、CxOなどで引き抜かれるようだ。事業会社の報酬体系では年収が下がるため、既存の社員とは別扱いにしてもらう。「年齢的に今は40代以上にも間口が広がっている。事業会社がコンサル会社やコンサル部門を立ち上げる動きもある」(荒木田誠・アクシスコンサルティング取締役)。アクシスコンサルティングはコンサルをはじめ、ハイエンド領域の人材紹介などを手掛ける、東証グロースの上場会社である。

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