「AIの活用という点では、間違いなく先頭を走っている」。
社長就任以来、在任10年で売上高は約6倍──。アクセンチュアの江川昌史社長兼CEOは、同社を国内のコンサルティング業界の盟主にのし上げた。急成長を可能にした要因と、これからの一手について聞いた。
──コンサル1強といわれるまでのトップの地位を築き上げた背景に、「構造的に勝てる仕組み」を築いたことがあるそうですが。
2015年に社長に就任してからまず会社のカルチャーを変えた。それまでのアクセンチュアは「24時間戦えますか?」というような、非常に男性的でモノ(単一の)カルチャーの組織だった。
だがこの働き方は持続的ではないと考え、柔軟な就業規則を定めるなど、働き方の多様性を推進した。今後デジタル時代で戦っていくとき、組織風土や文化の改革は真っ先に必要なことだった。
レガシービジネスからの転換を支援
事業面で着手したのは、レガシービジネスからの転換だ。



















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