ベイカレントの爆走、"ベイカレクローン"の台頭 ただいま絶好調!日系コンサルに新勢力現る

ベイカレントの本社がある東京・港区の麻布台ヒルズ(撮影:今井康一)
総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。週刊東洋経済3月22日号(3月17日月曜発売)は『コンサル界の新盟主 進撃のアクセンチュア』。勝ち続ける強さの要因は何か、絶好調の勢いに死角はないか。ライバルの動向も併せてお届けする。
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週刊東洋経済 2025年3月22日号(3月17日月曜発売)の特集は『コンサル界の新盟主 進撃のアクセンチュア』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
従来のコンサルティング業界といえば、グローバルファームを中心に長く成長を続けてきた。そうした中、日系のベイカレントは近年、独自のビジネスモデルで急成長を遂げている。
業績も好調だ。東証プライム上場の同社は直近の2025年2月期、売上高が1150億円(前期比22.5%増)、営業利益が411億円(同20.1%増)の見込み。営業利益率は36%と高く、過去最高更新が確実である。
そもそもベイカレントは、システムインテグレーションやアウトソーシングなど、ITベンダーとして始動。その後は得意のIT支援を生かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)導入などへと広げていった。現在、アクセンチュアやビッグ4と伍するまで、業容を拡大している。
ベイカレントは驚異の営業利益率36%
総合コンサルであるベイカレントの急成長の原動力は、どこよりも組織化された営業部門の存在だ。

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