戦略、ITだけじゃない。それとは違う顔もアクセンチュアにはある。

東京オフィスにある「プライド・ウォール」に書かれたメッセージ。ほかにもたくさんある(写真:アクセンチュア)
総合コンサルの巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客を囲い込み、売上高・人員ともに拡大中だ。本特集では同社の最新事情を詳細にリポート。異業種を含めたライバル企業の動向もお届けする。
ソング本部はデジタルマーケの集積地
企業と顧客の接点を変える。アクセンチュアでそんな役割を担うマーケティング関連の組織がソング本部だ。2022年4月に「インタラクティブ」という名称から「ソング」に変更された。全部で5つあるセグメントでも売上高の成長率がとりわけ高く、製造業のデジタル化を支援するインダストリーX本部と同様、他の部門よりも倍の成長率を課されている。

黒川順一郎・常務執行役員アクセンチュアソング統括本部長(撮影:今井康一)
ソングが推し進めているのが、買収による戦力の拡大である。2016年にデジタルマーケティング事業を手がけるアイ・エム・ジェイを買収、「コンサルがそこまでするか」と国内の広告代理店関係者を驚かせた。2021年には、eコマースサイトの構築などを手がけるビジネットシステム、タンバリンを立て続けに買収。2023年には国内最大のPR会社、ベクトルの子会社であるシグナルを買収した。
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