
2025年のプロ野球シーズンが開幕した。昨年は、観客動員を実数発表にして以降で最多の2665万9369人の観客が球場に詰め掛けた。今年は3月15~19日に行われたMLB東京シリーズが空前の人気を呼んだこともあり、観客はさらに増えると思われる。
シーズンインに際して、12球団の本拠地球場の「査定」をしておきたい。査定基準は次の4つだ。
主要ターミナルからの公共交通での所要時間やアクセス。さらには往還の「混雑」について
B観戦環境
観客席の快適さや空調、グラウンドの眺望など
C場内店舗、施設
場内の飲食、物販店舗などについて。また商品の買いやすさなど
D周辺施設、環境
球場周辺の商業施設や、周辺の環境について
「ファミリーが半日を楽しく過ごすことができるか?」を主眼において5段階で評価していきたい。まずはセ・リーグから。2024年は5球団が観客動員率90%以上となっている。

「野球殿堂」や侍ジャパンの展示がある東京ドーム
⚫️読売ジャイアンツ 東京ドーム

Aアクセス 4.5
東京駅からJR中央線・水道橋駅まで9分(御茶ノ水駅乗り換え)、東京メトロ丸ノ内線・後楽園駅まで8分、下車後徒歩約5分。駅の目の前に東京ドームがそびえている。ただ大観衆の時は、水道橋駅、後楽園駅で大行列ができるのが玉に瑕か。
B観戦環境 3.5
1988年に開場した日本初のドーム球場。愛称「BIG EGG」だが、その後にできた球場に比べるとシートが小さく、通路や観客席の前後の幅も狭い。何度も改修を重ね、巨大なビジョンではダイナミックな映像を流しているが、観戦しやすいとは言えない。
また天井に音が渦巻いて、騒々しい。このドームはテント製の天井に空気を送り込んで膨らましている。このため、入退場の際は、回転ドアを使うことが多い。出入り口付近はいつも突風が吹き出しているのも要注意だ。
C場内店舗、施設 4.0
ドーム内1階コンコースには飲食店が約30店舗。北海道グルメから韓国料理、鉄板焼き、スイーツなど、当然ながらガッツリ系が多い。ビールは1杯900円。ドーム内はキャッシュレス決済になっているのは要注意だ。
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