「パソナ社員」がJリーグを目指す!“二足のわらじ”をはく選手たちの本音

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AWJの練習風景(写真:筆者撮影)

1月下旬ではあったが、淡路島には柔らかな日差しが降り注いでいた。関西サッカーリーグ1部に所属するFC.AWJの選手たちは、ホームスタジアムの五色台運動公園で、練習の汗を流していた。

パソナ社員をしながらJリーグ昇格を目指す

AWJの馬場渓(写真:筆者撮影)

MFの馬場渓が、ひと風呂浴びたようなさっぱりした顔つきでインタビューに応じた(現役アスリートは敬称略、以下同)。

「幼稚園年中からサッカーを始め、中学でFC町田ゼルビアジュニアユース、高校でユースに進みました。大学サッカー部に在籍しましたが2年で中退し、福井ユナイテッドFC、FC-ISE-SHIMAを経て、2022年にFC.AWJに加入しました。昨年7月に前十字靭帯断裂の怪我をしましたが、リハビリは順調です」

25歳の馬場は、ここからJリーグ昇格を目指している。同時に彼は「パソナ社員」でもある。

「『淡路島夢舞台』でオフィスワークをしています。デジタルサイネージを通じたアバターによる接客・受付を担当し、お客様からの問い合わせに対応しています。サッカー一筋だった私ですが、パソナ入社後は社会人としてのスキルが身につき、非常に有益な経験となっています」

馬場の標準的な1日のスケジュールは、朝9時から11時まで練習、11時半以降に食事をして13時に出勤し19時まで勤務、となっている。

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