パソナには、現役選手を引退して、サッカー指導者とパソナ社員を両立している人材もいる。
昼間はパソナ社員、夜はサッカースクール経営
寺田優作氏は、5歳でサッカーをはじめ、金光大阪高校ではインターハイ出場。関西福祉大学サッカー部、バンディオンセ加古川、Cento Cuore HARIMA、レイジェンド滋賀FC、FC.AWJとキャリアを重ねてきた。
この間、寺田氏はサッカーを続けるために、介護施設勤務、フォークリフトの運転、アパレル店員など、サッカー選手の傍ら、様々な仕事に就いてきた。

AWJに移籍し、2022年9月に、サッカースクール「ALEGRIA FOOTBALL ACADEMY」を立ち上げる。以降も2年間、副キャプテンとして現役生活を続けたのちに、引退。スクールの経営をするとともに、昨年10月にはパソナの正社員になった。
「デジタルマーケティング、動画編集などの仕事に従事しています。皆さんエキスパートばかりなので、たくさんの壁にぶつかることもありますが、これも乗り越えていきます。またパソナの社員の方の子供にもサッカーを教えています」
昼間はパソナ社員として業務に就きながら、夜はサッカースクールに集中する日々だ。何事にも前向きの姿勢が、印象的だ。
筆者はこれまでもアスリートのセカンドキャリアについての取材を続けてきたが、現役の間に、ここまで本格的なキャリア形成をするケースは聞いたことがなかった。
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