
猫の糞尿や食べ残しのエサが散乱した室内。壁やふすまはボロボロになっていた(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
今は誰も住んでいない関西地方にある一軒家は、1階から2階まですべての部屋が猫の糞尿まみれになっていた。つい最近までこの家には、数匹の猫だけが暮らしていたという――。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、ペットがいるゴミ屋敷について、そのリアルを聞いた。
動画:思い出の実家が「たった5年」で崩壊-その背後にある理由
猫だけが住んでいる「糞尿ゴミ屋敷」
築50年は超えているだろうモルタル壁の一軒家。1階に4部屋、2階に2部屋とかなり広い間取りだ。玄関には無数のチラシ類が溜まっていて、目の前にある2階へ上る階段には猫のエサが盛られた皿が置かれたままである。
この家には約2年の間、数匹の猫だけが生活していた。ふすまや壁は猫の爪でボロボロになっている。
エサだけはあげに来ていたようだが、掃除はまったくされていない。ドス黒く固まったペットシーツが放置され、1階から2階まですべての部屋が猫の糞尿まみれである。

部屋の中は荒れ放題になっている(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

ケージの中もとても猫が快適に暮らせそうにない環境だった(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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