逆境でもヤクルト選手が戦意喪失しない理由

元メジャーリーガーが与えた予想外の好影響

小川監督のスワローズ改革に迫る(写真:アルファポリス)
いまだ記憶に新しい2017シーズンの屈辱的な戦績。ドン底まで低迷したチームを立て直すべく舞い戻った小川淳司監督は、宮本慎也ヘッドコーチを要に据えたチーム改革を断行した。ハードワークに見られる「厳しさ」の追求は、選手達の意識をどのように変え、チームにどんな変化をもたらしているのか――。インタビュアーにライター長谷川晶一氏を迎え、小川監督のスワローズ改革に迫っていく。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届する。

――いよいよ2018年シーズンが開幕しました。開幕9戦を6勝3敗で終え、4月9日時点では広島と同率首位に。上々のスタートとなりましたね。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

小川:昨年までと比べると、すべてのプレーに「執念」が感じられるし、気を抜いたプレーがかなり減ったという点に満足しています。これはキャンプのときから徹底してきたことなので、この点はホッとしています。

青木宣親の電撃復帰

――今季から古巣に復帰した青木宣親選手の存在感が際立っているように思います。改めて、青木選手の電撃復帰の経緯を教えていただけますか?

小川:1月28日に社長から、何も内容は知らされないまま、「ちょっと今から出てくることはできないか?」と電話がありました。そのときは別件があったので出かけることはできなかったのですが、翌日球団事務所に行った際に、「青木復帰」という知らせを聞きました。ですから、僕が知ったのは29日のことです。

――スポーツ紙各紙が「青木復帰」を報じたのが30日付の紙面でしたから、マスコミとほぼ同じタイミングで小川監督も知ったわけですね。

小川:そういうことになりますね。これまで、オフ期間には球団社長と青木の間で、コミュニケーションを図っていたことは聞いていましたから、「いつかはヤクルトに戻ってくるだろう」という予感は持っていました。今年のメジャー市場はかなりゆっくりではありましたけど、まさか今年、青木が復帰するとは思っていませんでした。

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